Linuxワーカーノードの追加
このページでは、kubeadmクラスターにLinuxワーカーノードを追加する方法を示します。
始める前に
- ワーカーノードとして追加する各マシンに、kubeadmのインストールで要求されている、kubeadm、kubelet、コンテナランタイム等のコンポーネントがインストールされていること。
kubeadm init
で構築され、kubeadmを使用したクラスターの作成ドキュメントの手順に従った稼働中のkubeadmクラスターが存在すること。- ノードにスーパーユーザー権限でアクセスできること。
Linuxワーカーノードの追加
新たなLinuxワーカーノードをクラスターに追加するために、以下を各マシンに対して実行してください。
- SSH等の手段でマシンへ接続します。
kubeadm init
実行時に出力されたコマンドを実行します。例:
sudo kubeadm join --token <token> <control-plane-host>:<control-plane-port> --discovery-token-ca-cert-hash sha256:<hash>
kubeadm joinに関する追加情報
備考:
<control-plane-host>:<control-plane-port>
にIPv6タプルを指定するには、IPv6アドレスを角括弧で囲みます。
例: [2001:db8::101]:2073
トークンが不明な場合は、コントロールプレーンノードで次のコマンドを実行すると取得できます。
# コントロールプレーンノード上で実行してください。
sudo kubeadm token list
出力は次のようになります。
TOKEN TTL EXPIRES USAGES DESCRIPTION EXTRA GROUPS
8ewj1p.9r9hcjoqgajrj4gi 23h 2018-06-12T02:51:28Z authentication, The default bootstrap system:
signing token generated by bootstrappers:
'kubeadm init'. kubeadm:
default-node-token
デフォルトでは、トークンは24時間後に有効期限が切れます。 現在のトークンの有効期限が切れた後にクラスターにノードを参加させたい場合は、コントロールプレーンノード上で次のコマンドを実行することで、新しいトークンを生成できます。
# コントロールプレーンノード上で実行してください。
sudo kubeadm token create
このコマンドの出力は次のようになります。
5didvk.d09sbcov8ph2amjw
--discovery-token-ca-cert-hash
の値が不明な場合は、コントロールプレーンノード上で次のコマンドを実行することで取得できます。
# コントロールプレーンノード上で実行してください。
sudo cat /etc/kubernetes/pki/ca.crt | openssl x509 -pubkey | openssl rsa -pubin -outform der 2>/dev/null | \
openssl dgst -sha256 -hex | sed 's/^.* //'
出力は次のようになります。
8cb2de97839780a412b93877f8507ad6c94f73add17d5d7058e91741c9d5ec78
kubeadm join
コマンドによって以下のように出力されるはずです。
[preflight] Running pre-flight checks
... (log output of join workflow) ...
Node join complete:
* Certificate signing request sent to control-plane and response
received.
* Kubelet informed of new secure connection details.
Run 'kubectl get nodes' on control-plane to see this machine join.
数秒後、kubectl get nodes
を実行すると、出力内にこのノードが表示されるはずです(kubectl
コマンドは、コントロールプレーンノード等で実行してください)。
備考:
クラスターのノードは、通常は順番に初期化されるため、CoreDNSのPodは全て最初のコントロールプレーンノードで実行されている可能性があります。 高可用性を実現するため、新たなノードを追加した後にはkubectl -n kube-system rollout restart deployment coredns
コマンドを実行してCoreDNSのPodを再配置してください。次の項目
- Windowsワーカーノードを追加する方法を参照してください。
最終更新 July 24, 2025 at 11:50 PM PST: [ja] Translate /content/en/docs/tasks/administer-cluster/kubeadm/adding-linux-nodes.md into Japanese (#51202) (935669c2f9)